ハンコ屋ちょこっと裏話
個人で経営されているハンコ屋さんを訪れた際、『店の主人に睨まれた』なんて経験をお持ち方はいらっしゃいませんか?
そんな事があったら、『怖かった 嫌な思いをした もう行くもんか!』って思っちゃいますよね。
でもこれにはワケがあるんです。
お客さんが入って来たのが見える所で、注文されたハンコを彫っている作りのお店って結構多いんです。
するとどうなるか・・・
ハンコを彫る時って、すごく近い距離で長時間手元を見続けています。
その時にお客さんが来店された音や声に気が付いて、その方向を見ようとします。
見ようとするんです。一生懸命見ようと頑張るんです。めっちゃ頑張るんです。(ここ大事なとこ。)
でもね、見えないんですよこれが。
長時間、近い距離を見続けた直後だとすぐには焦点が合わないんです。
で、睨んでるように見える・・・
見ようとすればする程に。
さらに老眼鏡をかけて彫ってたりすると最悪です。
老眼鏡をかけた状態だと遠くが見づらいですから、レンズ部分を避けて見ようとします。
そうすると顔は下を向いて、目だけ前を見るような見方をするんですね。
これが睨みつけているように見えるんです。
分かっていても『怒ってるのかな』って思っちゃいます。
でも見ようとしているだけだと思います。たぶんですけど(笑)